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お金をかけない痛チャリの作り方

「ディスクホイールなんて高くて買えない!」という方のための痛チャリの作り方。ホイールカバー自作+ステッカー自作の2ステップでお送りします。

 

※2012/09/21 大幅に加筆しました

 

ホイールカバーの作り方

 

今回のホイールカバー製作にあたり、このサイトに大変お世話になりました。製作手順が写真付きで詳細に紹介されているので、まずはこちらを参考にされるかとよいかと思います。

 

既に詳しくまとめられているので私が書く必要もないかもしれませんが、以下では今回の製作の流れをざっくりと紹介します。

 

1. プラスチック板を用意する

今回は0.8mm厚×1000×2000mmのポリカーボネート板をネットで購入し、3等分にカットして届けてもらいました(1000×664mmが3枚)。板が2,790円、送料1,050円、計3,840円。送料が高かったので、お金を少しでも節約するために直接受け取りに行く事も考えましたが自重しました。注文してから2,3日で届きました。早い。

参考サイトでは材料としてABS樹脂を使用していますが、今回ポリカーボネート板を選んだ理由は以下の通りです。

  • ステッカー貼りなので、ポリカーボネートの塗料の食いつきの悪さが問題にならない(参考サイトのように塗装したい方はABSをオススメします)
  • ポリカーボネートの方がABSより強い(参考
  • 重さ的に板厚1mm未満が欲しかったが、ABS板は1mm厚以上しか見つからなかった

ちなみに0.8mm厚で作製したカバーは、ステッカーを貼っているせいか想像以上に強く、また想像より若干重く感じました。もっと薄くてもいいかもしれませんが、1つ下の薄さである0.5mmは薄過ぎな気がします…難しいところ。

 

2. 円を描く

まず作るホイールカバーの大きさを決めます。ブレーキとの干渉を避けるため、ホイールの直径より少し小さくします。ホイールに直接メジャー等を当てて、慎重に大きさを決定して下さい。おそらく直径600mm超になると思います。

大きさが決まったら油性マジックと画鋲と糸を駆使して円を描きます。この大きさの円が描けるコンパスは高いので(2,000円以上)、私みたいな貧乏人は身の回りのもので妥協しましょう。

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3. 切り出し

0.8mm厚のポリカ板はハサミで切れます。まずおおまかに切り出し。

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その後に線ギリギリで切ります。下の写真で線が2本あるのは、実際にホイールに合わせた際にもう少し小さくしたいな…と思った時の修正用です。結局使いませんでしたが。

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4. 切り欠き線等を描く

ホイール側面の傾斜に合う円錐状にするために、薄い扇形を切り欠くことになりますが、そのための線を引きます。この扇形の角度はかなり重要ですが、厳密な角度は後でホイールにかぶせてみて決めるので、ここではおおまかに引いておきます。そのおおまかな角度は三角関数を駆使して求めました。

この後に中央の穴を切り抜きますが、穴が空いた後でも円の中心を特定できるように、円の中心を通る直線を2本以上引いておきます(下の写真では直線の一部分のみ書いています)。この作業も失敗した時の再修正のためだったと思います。

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5. 中心穴を開ける

ホイールにちょうどはまる大きさの中心穴を開けます。この大きさもホイールを実測して決めて下さい。カバーの固定方法にもよりますが、この穴があまり大きすぎると走行中にカバーがガタついて危険かもしれません。

ハンドドリルがあったので、それを使って開けたい円の内側をなぞるように穴を開け

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ニッパーで隣り合う穴の間を切って

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ヤスリをかけます。

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実際にホイールに合わせながら穴の大きさを調整します。

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6. 扇形を切り欠く

手順4で引いた2本の線のうち1本をカッターで切り、ホイールに合わせて厳密な角度を決めて印を付け、それに従って2本目も切ります。写真が無くて申し訳ない。この作業が一番重要だから真剣だったのよ…

注意:

最終的にホイールに取り付けた際、切り欠き角度が小さいとカバーの外周部に隙間ができ、大きいとカバーの中心に隙間ができます。私はぴったりで作ったつもりでしたが、ステッカーを貼った後の完成版は両面とも外周部に隙間ができてしまいました。カバーの中心に少し隙間を開ける感じで、つまり切り欠き角度を若干大きめにするとちょうどいいかもしれません。

実際、外周に隙間があるのはカッコ悪いですし、フレームと干渉するので調整の手間がかかります。中心が少し浮いていても、見た目には全く気にならず、特に不都合はないと思うのでそちらをオススメします。

 

7. 切り欠き部分の接着

接着剤はアクリサンデーを使用しました。切り欠いた切断面同士のみに接着剤を塗るのでは接着面積が足りないので、余っているポリカーボネート板を細長く切り取り、接着箇所の裏面から接着剤で貼り付けて補強します。セロテープを貼るかのごとく。ここも写真が無くてすみません…

とにかくステッカーを貼る表面が平らになるように接着することを心がけます。そのため、参考サイトのように表面にパテ等を塗って加工することはしていません。ここが平らじゃないとステッカーを貼った際に目立ちます。私も1回失敗してやり直していますが、アクリサンデーの接着力が想像以上に強く、剥がすのに2時間ほどかかって泣きそうになりました。

 

接着剤が乾いたら完成!そんなこんなで完成したホイールカバーと、その他の痛チャリ材料を並べてみました。

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…ここまで丸3日かかってます(´・ω・`)

 

痛ステッカーの作り方・貼り方

ホイールカバーを1枚で覆うような大きなステッカーは、業者に頼めば作ってもらえます。が、今回はとにかく安く済ませるために、A3のステッカー複数枚に画像を自分で分割印刷して、上手い具合に繋げて貼るという手法を取りました。

ですが、実際にやってみた感想としては、印刷にかなり時間と手間がかかり、また複数枚を繋げて貼るのが難しいです。金額的には半額程度で済みますが、出来と手間を考えると業者に頼んでもいいところかもしれません。

 

それでも自分で印刷するんだ!安く済ませるんだ!という方のために作り方。

 

1. 画像データを作る

イラレとかフォトショとか、お金が無ければGIMPとかInkscapeとか駆使して。大きいサイズの元絵が手に入ったこともあり、解像度は7205×7205で作りましたが、もっと小さくても大丈夫だと思います。ステッカー貼るときの気泡もそうですが、遠くから見ると案外気にならないものです。

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2. A3に分割する

トリミングしてA3で3ページに収めます。「貼りしろ」を作るのを忘れないように。

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3. レイアウト確認

ステッカーに印刷する前に普通紙に印刷して、実際にホイールカバーの上に並べてみて、見た目等を確認します。

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4. 本番印刷+ラミネート加工

ステッカー用紙は、A-ONEの「屋外でも使えるサインラベルシール レーザープリンタ用」を使いました。ラミネートフィルム付きで雨も紫外線も問題なし!

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5. 貼り付け

の前に、ステッカーの余白を切り落とし、並べてみます。

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貼ります。多少の気泡は気にしない!

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もう片方も貼りまして…

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はい完成!ホイールカバーは曲面といっても円錐形なので、伸びないステッカーシートでも綺麗に貼れます。

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あとはホイールに取り付けて、バーテープ変えて、タイヤ変えて…できたー\(^o^)/

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ブラウザの痛チャリは世界初なんじゃないかと自負しております。就活の自己PRにしたいぐらいです。mozillaさん雇ってください。

結局かかったお金は自作ホイールカバー+自作ステッカーで約1万円、タイヤとバーテープ入れても1万5千円に収まっていると思います!素晴らしい!

 

(作業時間丸5日かかってますが)

 

自作ホイールカバー+自作ステッカーも案外綺麗にできるので、お金の無い皆さんもぜひ痛チャリの世界へ( ^ω^)